三味線屋始末帳

アクセスカウンタ

zoom RSS 時代劇鑑賞録 其ノ七 鬼平犯科帳SP 山吹屋お勝

<<   作成日時 : 2005/02/08 22:01   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 5

〜あらすじ〜
長谷川平蔵が墓参りの帰り、刺客に襲われる事件が起きる。
三ヵ月後、従兄弟の三沢仙右衛門親子が役宅を訪ねてきて、山吹屋の女中、お勝を嫁に迎えたいと言い出す。平蔵にお勝の人柄を見極めてほしいと頼んでくる。
平蔵が木村忠吾と山吹屋を訪ねてお勝にあってみると、仙右衛門が好むのも納得と思うが、平蔵の手を払いのけた動作に疑念をいだく。
大滝の五郎蔵にお勝の素性を調べるよう命じる平蔵。
五郎蔵は配下の関宿の利八を山吹屋に差し向けるが…。
その利八がお勝と姿を消してしまう。

鬼平が4年ぶりに帰ってきました。
思えば剣客SPのENで予告が流れてから待ち遠しかったです。

今回のエピソードは第1シリーズのリメイクですがまったくそんなことは感じさせませんでした。
冒頭の平蔵と刺客との対決シーンからハラハラでした。刺客役は嶋田久作です。渋い。

利八が姿を消して責任を感じる五郎蔵を平蔵は気づかい探索をはずし、粂八やおまさに探索を
命じます。五郎蔵が粂八たちに手をついて利八のことを託します。
平蔵たちの互いを信頼しあってることがうまく表現されてると思います。
この殺伐とした人生を送っているもの同士の心温まるエピソードこそが鬼平の最大の魅力ですね。

利八はお勝と逃げたことで江戸の光と闇から追われる身になります。
相当の覚悟だったのでしょう。

利八役は吉田栄作が演じています。かってのトレンディ俳優がここまで汚れ役に徹した演技は高評価です。
それに対して、お勝役の床嶋佳子の凛とした演技が対象的でお互いを引き立ててます。
キャスティング面もよくできてるとおもいます。

利八が霧の七郎に捕まり、粂八たちは一味の盗人宿に教えるようお勝を説得しますが、お勝は
その凛とした態度を崩さず一人で決着をつけようとしたのでしょう。
単身、盗人宿に乗り込んだお勝は利八に会うことこそできましたが、霧の七郎一味に取り囲まれ、
絶対絶命です。
必死になって囲みを切り抜けようとするシーンは壮絶でした。TVの枠を超えてます。

間一髪で平蔵たちが踏み込んできました。
バッタバッタと盗人たちを斬りり捨てる盗賊改。爽快な殺陣でした。

そんな中、利八はお勝をかばって絶命してしまいます。壮絶な最後でした。
おまさや粂八の目の前でです。

生かしておくという選択もあったのにあえて利八を殺すことで江戸の闇に生きた人々の現実と悲しさを表現していると思います。実に池波作品らしいところです。

泣き崩れるお勝が平蔵を見て、言った「あなたが長谷川様だったのです。」というセリフがとても
無情に聞こえました。

一件落着して、五鉄の二階で平蔵と密偵たちの、心温まる交流がホットしました。

最後に、牢の中で、平蔵はお勝を密偵にならないかと誘います。
一見、情けをかけてるように見えますが、これこそが平蔵のお勝に対する罰だったのではないかと思います。
盗賊改の犬になるという生き方は死ぬよりつらいことです。お勝もそれを十二分に分かっていながら
すぐに引き受けてしまうのが長谷川平蔵の最大の魅力なのかもしれません。

さんざん、褒めてきましたが、ナレーショーンは少し違和感でした。
やっぱり中西 龍のナレーショーンに慣れすぎてしまってましたから。
亡くなられているので仕方がないですが…。

評価 ★★★★★ 時代劇はかくありたいものです。DVDでたら即買いです。








テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(1件)

タイトル (本文) ブログ名/日時
まえがき
あれから何年経っただろう。ラジオの<一冊の本>という番組の録音で、作家の森敦先生 ...続きを見る
おおよそ週刊龍亭
2005/12/22 23:38

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(5件)

内 容 ニックネーム/日時
TBありがとうございます!
三味線屋さんも大分好きみたいですねぇ〜^^
勧善懲悪の時代劇が多い中、鬼平みたいな時代劇って少ないと思います。
だから若い人にも人気があるんでしょうねぇ〜。
みつー
2005/02/09 17:19
TBありがとうございます。
時代劇お好きなんですね。鬼平犯科帳はホントに楽しみにしていました。何度見ても、何度読んでも飽きません。
今回の”山吹屋お勝”原作を知っているとつい原作びいきになってしまうのですが、良かったです。利八とおしのの心情が細やかに描かれていて。
鬼平、また放送してほしいものです。
ベランダ猫
2005/02/09 18:36
みつーさん、ベランダ猫さんコメントありがとうございます。
時代劇は鬼平犯科帳はもちろん、他の作品も大好きです。
中でもフジの池波作品は完成度も高く大好きです。
三味線屋
2005/02/09 19:05
書き込みありがとうございます!
子供の頃から時代劇が大好きでしたが、今は鬼平犯科帳が特に好きで、原作を毎日1話づつ読んでいます。鬼平は吉右衛門さんが“はまり役”ですよね。大好きです。
飛騨媽媽 月光
2005/02/20 23:01
飛騨媽媽 月光さん、コメントありがとうございます。
吉右衛門=長谷川平蔵は方程式が成り立っちゃいましたね。昔の作品をみたことない自分も吉右衛門版鬼平が一番です。
三味線屋
2005/02/21 07:31

コメントする help

ニックネーム
本 文
時代劇鑑賞録 其ノ七 鬼平犯科帳SP 山吹屋お勝 三味線屋始末帳/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる